【聴くだけボイトレ】歌が上手くなる!音楽の聴き方で意識すべき3つのポイント

- 「聞く」と「聴く」の違いを理解したい
- 歌が上達する聴き方を知りたい
- トレーニング方法を知りたい

本当に聴くだけで歌が上手くなるの!?

ただ聴くだけでは上手くならないよ…笑
歌詞を丸暗記するくらい歌を聴き込んでみよう!
ボイトレの新常識!誰でも簡単にできる意外な方法とは?
ただ音楽を聴くだけで歌が上手くなったら、誰も苦労しませんよね?
ところが、歌を注意深く聴くだけでもトレーニングになるのです。あなたも上達への第一歩を踏み出す方法がこの先にあります。
運営者のプロフィール

- ボイストレーニング歴6年
- 本ブログ「ともきゃんのボイトレ生活」の運営者
- 音楽教室「シアーミュージック」に2年半通った経験あり
- 流行の音楽を聴いたり、アコギを弾いたりすることが好き
音楽の聴き方で歌は上手くなる

あなたは「この曲をカラオケで歌えるようになりたい!」と思ったら、始めに何から行動しますか?

とりあえず、たくさん曲を聴くかな?

その曲はどのくらい聴くの?

3回くらい?

全然足りないよ・・笑
音楽を聴くだけで上手くなったら、ボイトレを行う必要もありません。ですが、好きな曲を歌うためには「聴く」というトレーニングが大事になります。
ここで勘違いしてほしくないのは、ただ「聞く」のではなく「聴く」ということをしてほしいのです。
ややこしくなりましたが、「聞く」と「聴く」では意味が異なるので、この2つの意味をしっかり理解していきましょう!
「聞く」と「聴く」の意味を理解する

始めに「聞く」と「聴く」の2つの意味を理解して、音楽を聴くトレーニングに活かしていきましょう!
- 聞く:自然に耳に入ってくる
- 聴く:注意深く耳を傾ける
「聞く」は自然と耳に入ってくる音や声のことを指し、「うわさを聞く」「聞き流す」のように使います。
「聴く」は音や声を注意深く聞いて、内容を理解することを指し、「音楽を聴く」「講義を聴く」のように使います。
歌を上手く歌うには、ただイヤホンを付けて流し聞きするのではなく、耳に入ってくる音楽を聴くことから始めなければなりません。
注意深く聴く場合と、ただ聞き流す場合では、上達スピードが段違いです。
音楽を聴く目的を明確にする

歌が上手くしたいなら、たくさん音楽を聴くことも大事ですが、最も大事なことは「注意深く」聴くこと。
この記事を読んでいるあなたは、きっと毎日のように音楽を聴いているはずなので、毎日聴くことはクリアしているはず。笑
その次はどうすれば憧れのアーティストのように歌が上手くなるのか、細かく分析しましょう。曲がどのように構成されているのか、目的を持って聴きます。

分析って大袈裟じゃない?
歌が好きで、本気で歌が上手くなりたい人は、好奇心を持って自然と分析しているものです。
- 歌詞に込められた想い
- 息継ぎのタイミング
- 間合い
好きな曲を聴けば聴くほど、その曲への理解が深まっていきます。さらに、その曲が制作された背景も調べることで、感情が歌声に乗って、音楽が豊かになっていきます。

曲の背景を知ると、曲をもっと好きになれるね!
これから3つのコトを注意深く聴くことで、1回聴いて得られるインプット量が大きく変わります。
意識して聴く「3つ」のトレーニング

音楽を注意深く聴くことの大切さを語ってきました。
上手く歌うことを前提にして音楽を聴けば、自然と目的を持って聴けるようになるので、音楽に対する聴く姿勢も変わります。

何を意識して聴けばいいの?

これから伝える、たった3つのコトを意識すればいいんだよ!
どれだけ歌唱力があっても、曲の構成を把握していなければ上手く表現できず、ただの宝の持ち腐れです。
歌を上達させて聴く人の心に届けたいと考えているなら、ぜひ下記の3つを意識して聴きましょう。
- 歌詞を覚える
- リズムを覚える
- 音程を覚える
歌詞を覚える
歌詞を覚えるまで、繰り返し聴きましょう。

鼻歌では音程やリズムも安定するのに、歌になると歌えなくなるのはなんでだろう?
歌になると発声の意識が飛んで、歌えなくなる人がいます。

僕のことだ…笑
これは歌詞を完全に覚えていない典型です。歌詞に気を取られてしまい、曲のリズムや音程を置き去りにして、いつまでも上手く歌うことができません。
最低限は歌詞を覚えるまで、50回以上は聴きましょう。
テンポ・リズムを覚える
テンポとは曲の速度のことを表します。リズムにはいろいろなパターンがあります
- 4ビート
- 8ビート
- 16ビート
など、現在の音楽業界では1小節に8分音符を基本とした8ビートが主流ですね。

8ビートの主な代表曲は、下記のような代表曲があります。
- 前前前世/RADWIMPS
- ピースサイン/米津玄師
- リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION
16ビートになると8ビートの2倍の音を刻むことになるので、細かい音まで音を表現できるようになります。

なるほど!ビートは1小節に音を刻む数のことなんだね!
しかし、歌を上手くなるためにビートの知識はそこまで重要ではありません。しっかり聴いて、曲のテンポを体にしみこませることが大事になります。
BPMと呼ばれる「1分間に音を刻む回数」を把握するため、メトロノームを使って、一定の速さで歌えるようにしましょう。
メトロノームとは、一定の間隔で音を刻んでくれる音楽器具のこと。ボイトレには欠かせない黄金の道具です。


メトロノームは作曲家「ベートーヴェン」が、曲のテンポを指示するために使っていたんだって!
200年以上前からある道具なんだね!
無料アプリ『Smart Metronome & Tuner』を使えば、メトロノームのように練習できます。ぜひ活用してみましょう。
メトロノームを使って一定のテンポで歌えるようになったら、次はリズムを覚えましょう。
リズムとは、音の強弱だったり、アクセントをつけたり、周期的の繰り返しを表す塊の総称のこと。
- 音の強弱
- ブレス(息継ぎ)
- 休符の長さ
など、主にこの3つを意識して、リズムを体にしみこませましょう。
音程を覚える
歌詞とテンポ・リズムを覚えたら、音程を覚えます。
音程を覚えることに苦手意識を持つ方は、聴くときに楽譜も一緒に見ながら聴くことを推奨します。音程が苦手意識を持っていると、
- 音の高さが分からない
- 音がどのくらい上がっているのか分からない
- 音がどのくらい下がっているのか分からない
など、認識できないことが多いです。音が外れていると自覚しても、どのように音を外しているのか判断がつかなくて、音程はなかなか克服できません。
しかし、楽譜を見ることで「ここは音が上がっている」「ここは音が下がっている」とのように、音程の変化を把握できます。
楽譜はぷりんと楽譜で、約300~500円で購入することができます。音程をしっかり覚えて、きちんと歌えるように発声練習しましょう。
歌詞を丸暗記できるまで聴き込む

あなたは上手く歌うためには「聴く」ことによって、技術や考え方が身に付くことが分かりました。
歌詞や音程を聴き取れていなければ、歌うこともできないので、まずは何度でも聴いて学んでいきましょう。どんなに忙しい人でも、1曲5分前後の音楽を聴く時間はあります。
- 通勤時間
- お昼休み
- 待ち時間
このようなすき間時間を有効活用すれば、聴くトレーニングはできるはず。小さな積み重ねの連続は、技術や考え方が身に付くだけではなく、モチベーションも深まっていきます。
いっきに50曲聴くより、毎日5曲聴く習慣を付けましょう。もし「ボイトレに対するモチベーションが続かない」と感じたら、音楽教室も視野に入れみてはいかがでしょうか?
大手の音楽教室であれば、無料で体験レッスンを受けることができます。あなたのニーズに合わせてサポートしてもらえるので、ぜひ活用しましょう!
おすすめの音楽教室は、本ブログでも紹介しています。ぜひ参考にして、お近くの校舎でレッスンを受けてみてはいかがでしょうか?

これからあなたが始めることは、歌詞を丸暗記できるくらい何度も聴くことです。

お風呂で、大音量で同じ曲を繰り返し聴いていたら、親に注意されたことがあるよ。笑
まわりに迷惑かけないように、聴く場所とか音量とかに気をつけよう。