裏声の出し方がわからない!高音もキレイに歌うための3つのコツ

裏声の出し方がわからない!高音もキレイに歌うための3つのコツ
この記事を読むと解決すること
  • 高音を裏声で歌えない
  • 裏声をキレイに出したい
  • 裏声を出せない原因を知りたい

高音域の歌詞を裏声で歌えるようになりたいよ。

まずは裏声を出せない原因を知ることから始めよう!
裏声を習得できれば、高音域のサビも怖くない!

高音域の心配を吹き飛ばす!基礎から学べる攻略ガイド

カラオケで高音の歌を歌いきるには、裏声を上手に使うことが大切です。

  • 裏声の出し方がよくわからない
  • 裏声への移行タイミングがつかみにくい
  • 裏声をスムーズに出すのが難しい

といった悩みを持つ方へ、効果的な裏声の練習法を紹介します。

歌声を上手に使いこなして、カラオケで高音部分も自信を持って歌いましょう!

目次

地声と裏声の違いを理解する

まずは、地声と裏声の違いをしっかりと理解することから始めましょう。

歌唱時に裏声と地声を使い分けることのメリットは、以下のとおりです。

  • 表現の幅が広がる
  • 声の負担を減らす
  • 高音の伸びやすさ
  • 声域の拡大
  • 独特の響きを生み出す

地声は、日常的に使っている話し声と同様の発声方法です。このとき、喉の筋肉はリラックスした状態にあります。

一方、裏声の場合、喉の筋肉にはある程度の力が加わります。高い声を出す際には、喉に力が入る感覚を意識してみてください。喉の粘膜が振動し、高音が生み出されるのです。

高い音を出す際には、喉の筋肉と粘膜が重要な役割を果たします。高音域に挑戦すると、筋肉の動きが制限されます。

その結果、より多くの空気を吸い込み、また、それに応じて多くの空気を吐き出す必要が生じます。

裏声を使う際に声量が小さくなったり、声の安定性が失われることが多いと言われます。高音部分を美しく歌い上げるためには、裏声の使い方を熟知することが必須です。

裏声の3種類

裏声には、実は3つの異なるタイプが存在するのをご存じですか?

  • ファルセット
  • ヘッドボイス
  • ミックスボイス

これらの裏声のタイプをそれぞれ理解し、適切に使い分けることで、高音のパートも自在に歌いこなせるようになります。自分に合った裏声のタイプを見つけ、習得することが重要です。

裏声のこれら3つのタイプの違いを、きちんと理解しましょう。

ファルセット

ファルセットは裏声の中で最もポピュラーなタイプです。多くの人が「裏声」と聞いてイメージするのは、このファルセットの声質でしょう。

ファルセットは繊細かつ感情豊かな表現に適しており、透明感のある音色が特徴です。ただし、地声と比べてより多くの息を使って発声する必要があります。

ファルセットを上手に使いこなせるようになれば、後述するヘッドボイスやミックスボイスも自在に操れるようになります。

まずは、ファルセットを美しく出せるように、この記事で紹介する練習方法を試してみましょう。

音量が小さく、口から息が漏れる。

ヘッドボイス

ヘッドボイスは、まるで頭頂部から声が出るかのような発声法です。裏声の一種でありながら、ファルセットとは異なり、その音色は力強く、パワフルです。

ファルセットでは息の漏れが多くなるのに対し、ヘッドボイスは息漏れが少なく、芯のある声質を生み出します。

オペラ歌手が高音を響かせる際にも、このヘッドボイスの技術が用いられています。

ヘッドボイスをマスターすることで、裏声の不安定さを克服し、高音を安定して出すことが可能です。ただし、ヘッドボイスを習得するためには、まずファルセットの技術を身につける必要があります。

オペラやミュージカルのような力強く響き、口から息が漏れない。

ミックスボイス

ミックスボイスは、地声と裏声を融合させた歌唱法です。

この方法では、地声と裏声の間の境界を滑らかにし、連続的に発声します。歌唱技術が高い人でも、ミックスボイスの出し方に苦労することがあり、これは非常に高度な技術を要します。

ミックスボイスを使いこなせるようになれば、歌の表現力が格段に向上し、歌える曲の幅も広がります。

ミックスボイスを効果的に使うためには、喉の筋肉のバランスが鍵となります。とくに、喉仏の下部に位置する筋肉を意識して発声することがポイントです。

地声と裏声の両方の特徴を兼ね備えた声。

裏声を出せない原因

裏声を出せない原因を解説していきます。

  • 裏声が上手に出せない
  • なかなか上達しない
  • 裏声を出すと喉が痛くなる

といった問題に直面している方は、その根本的な原因を探りましょう。

自身が直面している問題の原因を特定し、それに対する解決策を見つけ出すことが大切です。息の使い方や喉のコントロールなど、問題の種類に応じた解決方法をここで紹介します。

息を上手に吐き出せない

裏声を出そうと意識すると、息が上手に吐き出せなくなってしまいます。

裏声は地声で歌うよりも不安定になりやすく、声も小さくなってしまいがちです。その分緊張し、余計に息のコントロールが難しくなります。

安定した裏声を出すには、呼吸が非常に大切です。正しい姿勢や呼吸法をマスターすることで、裏声がスムーズに出せるようになります。

息を上手に吐き出せない解決策は、地声で歌うのと同じようにお腹からしっかり腹式呼吸を意識し、声を前に押し出すようにしてみましょう。

声をマイクに向けて出すのではなく、30センチほど前に届くようなイメージで歌ってみるのもおすすめ。この歌い方は裏声だけでなく地声を安定させるのにも効果的なので、ぜひ意識してみてください。

喉が緊張している

喉が緊張していると、喉が退化してしまいます。普段から歌う習慣がないと、裏声を使うことはありません。

ほとんど歌わない、高音を使わない生活をしていると、喉の筋肉が弱まり裏声を出す力が退化してしまいます。

特に男性の場合、変声期を迎える時期に裏声を出す機会が減少します。いざ変声期が終わって以前のように裏声を使って歌おうとすると「まったく出なくなっていた」というケースも多いです。

この場合は一から喉の使い方を変えて裏声の出し方を研究、練習しましょう。変声期を終える前と同じような声の出し方を無理に続けると、喉を傷めてしまいます。

歌う習慣がないと胸式呼吸になりがち。普段から腹式呼吸で歌う習慣を付けて、喉まわりの筋肉を鍛えよう。

裏声をキレイに歌うための3つのコツ

美しい裏声で歌うためのポイントをここでお伝えします。この記事を読んで学べば、理想的な裏声を習得し、歌のレパートリーを豊かにすることが可能になるでしょう。

これらのテクニックを実践することで、魅力的な裏声をマスターできます。ぜひ本文を参照し、裏声を使った歌唱表現を広げましょう。

裏声をキレイに歌うコツ
  • リラックスして歌う
  • 鼻歌で歌う
  • 頭の先を意識する

リラックスして歌う

裏声をキレイに出すには、リラックスすることが大切です。

ただでさえ裏声を出すときは喉が緊張している状態です。歌う前から体に力が入っていると、裏声はおろか地声も不安定な発声になってしまいます。

歌う前には深呼吸をして、肩、首を回し、喉の周りをリラックスさせましょう。ひざ、ひじ、手首などの関節も柔らかくほぐしておくと、体に無駄な力が入りにくくなります。

ですが、脱力しすぎると裏声を出すための喉の筋肉を上手に使えません。体はリラックスして声を出しやすく整え、喉には適度に力を入れて裏声を出す、というのがポイントです。

喉を締め付けて歌うのではなく、ぐっと力を入れて高い声を出すように意識してみてください。

鼻歌で歌う

リラックスして体の力を抜いたら、次に鼻歌の練習に挑戦してみましょう。裏声の上手な使い方を身につけるためには、鼻歌の発声法がとても効果的です。

口は閉じたままで、鼻を通じて声を響かせてみてください。鼻歌を歌う際の喉の動きは、裏声を使う時と非常に似ています。

喉を締めずにスムーズに鼻歌が歌えるようになれば、実際の歌唱時にも裏声を美しく出せるようになるでしょう。

頭の先を意識する

しっかりと芯のある裏声を出したい場合は、頭の先から声を響かせることを意識しましょう。

裏声、高音は不安定になりがちですが、声を出す場所、声を出す方向を安定させれば声質も変わります。

最初は難しいかもしれませんが、頭の先からより遠くへ声を飛ばすように歌ってみてください。腕を頭の横に置き、高い声を出すと共に前方に投げ出すように腕を伸ばす、という方法もあります。

このような練習を続けるだけでもしっかりと安定した歌声を出せるようになります。立って背中をまっすぐ伸ばして歌う、遠くを見ながら歌うこともおすすめです。

裏声を歌いこなせば高音も怖くない!

カラオケで高音域の曲を見事に歌い上げるためには、裏声のテクニックが不可欠です。裏声をしっかりと習得し、高音が際立つ楽曲も楽しく歌いこなしましょう。

裏声をうまく出すためには、以下の点が重要です。

  • 喉の正しい使い方
  • 発声するときの意識の持ち方
  • 体のリラックスの仕方

これらの要素をマスターすることが、裏声を上手に出す鍵となります。今回紹介したようなコツや練習方法を抑えて、裏声を出すために練習しましょう。

裏声で美しく歌うためのもう一つの効果的な練習法は、「ハミング」です。ハミングの具体的な練習方法は、別の記事でも詳しく説明していますので、そちらも参考にしてみてください。

歌う際には、中低音域では地声を使い、高音域では裏声を使うように声質を上手く切り替えてみましょう。この使い分けが、より表現豊かな歌唱に繋がるでしょう。

まずは、適切な方法でファルセットの発声を行うことからスタートしましょう。

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