話がまとまらない人必見!話す前に情報を整理する力を身に着けよう

- 「何が言いたいの?」とよく言われる
- 先輩や上司にうまく伝えることができない
- 相手に理解してもらえる話し方を身につけたい

話をうまく伝えることができないのはなんでだろう?

話がまとまっていないことで、話の内容を理解してもらえていない可能性があるよ。
まずは話す内容を整理して、相手にこちらの意図を理解してもらおう。
まとまらない話し方をなくす情報の整理力
自分ではきちんと話しているつもりなのに
- 相手にこちらの意図が伝わらない
- 話の内容を理解してもらえない
- 話が嚙み合わない
といったことが多い場合、話がまとまっていない可能性があります。
自分では気づきにくい問題ではありますが、きちんとまとまった話し方ができるようになれば日常生活ももっと豊かになるだけでなく、ビジネスシーンでも有利な場面が多くなります。
今回は話がまとまらない人の特徴からその原因、そして上手な話のまとめ方について解説します。
話がまとまらない人の特徴4つ!

まずは話がまとまらない人の特徴を見ていきましょう。
話がまとまらない人は、自分の中では話したいことが決まっていてもそれを口に出す順番や内容の整理が追いついていない可能性があります。
知らず知らずのうちに自分もこのような話し方をしていないか確認してみてください。
- 時系列がバラバラでわかりにくい
- 最終的に伝えたいことがわからない
- 主語や述語がまとまっていない
時系列がバラバラでわかりにくい
言いたいことがたくさんあるあまり次々に話題に出すことで、時系列がバラバラになってしまいます。
自分の中では見たこと、聞いたことなので理解できているつもりでも、初めて聞く相手にとってはどのタイミングで何が起きたのかが把握しにくく、きちんと伝わりません。
順序立てて話すことはもちろん大切ですが、事前に頭の中で結論に至るまでにどのような流れがあったのかをしっかり確認することも重要です。
最終的に伝えたいことがわからない
話に「オチ」をつけると言いますが、このオチがどこにあるのかわからない話し方をしてしまっている人も多いです。
オチのない話は、相手がどこにどうリアクションを取ればいいのかわからず、伝えたい内容がきちんと伝わりません。
これは日常生活での会話でも相手を困らせてしまいますが、ビジネスシーンではとくに問題です。
現在の状況や自分の主張など、チームや上司、取引先にきちんと伝えなければならないことが伝わらないので何を言っているかわからず、正しい考えを持っていたとしても仕事ができない印象を与えてしまいます。
主語や述語がまとまっていない
誰がいつどこで何をしたといった、主語、述語、その他の修飾語がきちんと成り立っていないケースです。
文章を書くときはこの主語や述語が正しく使われているか確認しやすいですが、話していると意識があちこちに飛んでしまい、文章として成り立たなくなっていくということもあります。
自分が今何の話をしているのかをきちんと把握しましょう。頭の中で一度文章を組み立ててから話すことも大切ですが、早急に伝えなければならない場合は難しいかもしれません。
曖昧な表現が多く相手に伝わりにくい
相手に何かを伝えるときは具体的な表現をする必要があります。
例えば、在庫が少なくなってきている場合は「通常より〇%少なくなっています」「〇日分しかありません」など、数字を出したり単位で示したり、誰にでもわかる基準で示すことでしっかり伝えられます。
これを「だいぶ少なくなっています」「あまり余裕がありません」など、曖昧な伝え方をしてしまうと、人によって「だいぶ」「あまりない」の基準がバラバラなためトラブルに陥りやすいです。
「だいぶってどれくらい?」と聞き返す手間も増えてしまうので、最初から明確に伝えるのがスムーズです。
話がまとまらなくなってしまう原因を考えよう

上記のような伝え方をしている自覚がある場合、どうして話がまとまらなくなってしまうのか、その原因を考えましょう。
話し方にまとまりのない人にはさまざまな特徴がありますが、その原因はそれぞれです。
自分はどうして話し方が上手くいかないのかを改めてよく考えてみてください。
- 焦って話し始めてしまう
- 相手のことを考えていない
- 感情的に話してしまう
焦って話し始めてしまう
焦って話し始めると頭の中で物事の整理ができず、ちぐはぐな内容になってしまいます。
会議などでいきなり意見を求められると「何か言わなければ」と焦ってしまいますが、一度頭の中で考えてから話し始めることが大切です。
緊張して頭が真っ白になってしまう場合でも、深呼吸して一度考えてから話すだけで大きく話し方は変わります。
相手のことを考えていない
自分の伝えたいことだけに精一杯で相手のことを考えていない場合にも話がまとまらなくなってしまいます。
相手はあなたの話を聞くのは初めてです。そんな人にもわかりやすい話し方ができているか考えましょう。
相手が理解できていないようなら確認した上で冷静に話し直すことも大切です。
感情的に話してしまう
物事を自分の感情のみで捉えてそのまま話すことで、感情的な話し方になってしまいます。
自分の感情を話すことも大切ですが、ビジネスシーンでは個人の感情よりも現状の把握の方が大切です。
日常の会話の中で感情を交えて話す場合も、最初に事実を話した上で自分はどう思っているのかを伝えるようにするとわかりやすいです。
話し始める前に情報を整理することが大切

まとまった理解しやすい話し方をするためには、まず情報を整理しておくことが大切です。
どのように情報を整理すればまとまりのある話し方ができるのか、大切なポイントを紹介します。
- 最初に話の着地地点を決める
- 話す内容を分類分けする
- 焦らずゆっくり話を続ける
- 相手の表情や仕草、態度を見ながら話す
最初に話の着地地点を決める
話し始める前に話の着地点、オチを決めましょう。最終的に何が言いたいのかを明確にすることで、それに向けて話の筋道を作っていくことができます。
着地点は今の話題に合っているか、相手が求めていることかを判断することも忘れないようにしてください。
ビジネスシーンでは、着地点を最初に提示して、それからその説明をするのも賢い話し方です。
話す内容を分類分けする
事実、憶測、自分の感情、昨日のできごと、今日のできごとなど、さまざまな話題を一つの話の中に入れる際には話す内容を分類分けしましょう。
あれもこれもと話に入れることで結局何が言いたいのかわからなくなってしまいます。
また、事実と憶測や感情をごちゃまぜにして相手を混乱させないようにすることも大切です。
焦らずゆっくり話を続ける
いきなり話題を振られると緊張してしまう、初対面の相手を前にすると緊張してしまうという人も、焦らずゆっくり話を続ける習慣をつけましょう。
緊張のあまり焦って早口で話すことで、余計に相手に伝わりにくい話し方になってしまいます。
緊急でない限り相手はあなたの話をきちんと聞いてくれますので、焦る必要はありません。
相手の表情や仕草、態度を見ながら話す
会話は一人ではできません。話しながら、相手の表情、仕草、態度などをよく見ることも大切です。
相手が自分の話に退屈していないか、相手が疑問を持っていないか、相手が話を理解しているかなどは、表情、仕草、態度などに現れている可能性が高いです。
きちんと相手の目を見て話し、話が長くなる場合は合間合間で相手に理解できているかを確認してあげることも大切です。
聞きやすい話し方を身に着けて会話をもっと楽しもう

まとまりのある話し方をするためにはどうすればいいか、そして話にまとまりがない人の特徴について解説しました。
同じ話題でも、きちんと順序立ててオチをつけた話し方と、まとまりのないバラバラな話し方では伝わり方も大きく違います。
話し方一つで「この人ともっと話したい」「この人の言っていることはわかりやすい」と思ってもらえる可能性が高くなるので、話し方に不安がある方は早速改善していきましょう。
長年染みついた話し方はなかなか改善できるものではありませんが、早く改善したいのであれば話し方教室に通うのがおすすめ。
- プロのアナウンサー
- 声優
- 話し方の講師
など、話し方のプロがあなたの話し方の改善点を的確にアドバイスしてくれます。こちらの記事でもおすすめの教室を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
