伝わる話し方で「イエス」に変わる!印象を変える7つのテクニック【伝え方が9割】

- お願いごとしても断られてしまう
- 上司や部下にお願いごとすることに苦手意識を持っている
- 自分のお願いを実現させたい

部下に残業をお願いしても断られて帰ってしまうから、私ばかり仕事が溜まってしまうんだよね…

仕事は一人で抱え込むものではなくてチームでやるもの!
うまく伝えることができれば、部下も手伝ってくれるよ。
「イエス」がもらえない人の違いは、話し方の違い
話し方は日常生活だけでなくビジネスにも大きな影響をもたらします。
- きちんと伝えているはずなのに相手に伝わらない
- 思うようないい返事をもらえない
- スムーズに話が進まない
という場合、話す内容に問題がなくても話し方に問題がある可能性があります。話し方次第でいい返事がもらえるかもしれません。
今回はそんな伝わる話し方を習得するために心得ておきたい好印象な話し方のテクニックを紹介します。
伝え方で人の心は変わる

ビジネスシーンにおいては、上司や部下にお願いしなければならない場面がたくさんあります。
- なかなか思うような返事がもらえない
- 部下に指示を出すのが苦手
- 上司に意見が通らない
場合、伝え方を考える必要があります。
自分の頭の中であれをしてほしい、これをしてほしい、現状がどうなっていて何が問題なのかなど、伝えるべき内容がきちんとまとまっていないと、相手に伝えたところで大切なポイントは伝わりません。
頭の中にあることを次々と口に出すのではなく、一旦落ち着いて頭の中を整理しましょう。
順序立てて相手に一つずつ話すことで、相手には何が問題なのか、何をどうしてほしいのかをきちんと伝えられます。
相手の頭の中を想像することも大切です。自分の伝えたいことだけで精一杯になるのではなく、相手がこのお願いをされてどう思うのか、この言い方をされてどう感じるのかを考えてみましょう。
自分が言われて嬉しい伝え方や、気持ちよく相手の要望を聞いてあげようと思える伝え方を想像することで、伝え方はがらりと変わります。
仕事の依頼をするときなどは、相手も忙しい可能性があります。そんなときに一方的に要望を押し付けてもいい返事はもらいにくいです。
そんなときは相手のメリットも一緒に伝えるようにしてみてください。
キャリアアップにつながる、現在やっている仕事の延長線になるなど、この要望を聞き入れることで相手にどんなメリットがあるのかも考えてから話すようにしてみましょう。
以上、まずは3つのステップを実践することが基本です。具体的な相手からOKをもらいやすい伝え方については、下記でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

「イエス」に変える7つのテクニック

伝え方次第で、自分の要望を相手に聞き入れてもらいやすくなります。
これはビジネスシーンではとても重要なことですし、日常生活で家族や友人、恋人と話すときにも有効です。
相手の返事をノーからイエスにするための7つのテクニックを解説するので、ぜひ取り入れてみてください。
相手の好きなことを交える
要望を伝えるときは、自分のことだけでなく相手のことを考えることも大切です。
たとえば、気になっている相手をデートに誘うときのことを思い浮かべてみましょう。
ただ「デートしてください」と伝えるだけでは、相手にとってのメリットやあなた自身がしたいことが見えてきにくく、断られてしまう可能性があります。
相手がスイーツ好きならば「美味しいスイーツのお店に行きませんか?」と誘ったり、動物が好きなのであれば「動物園に行きませんか?」と具体的に相手にとって興味があることを交えてみましょう。
選択の自由を与える
そもそも相手にイエスとノー以外の返答をもらうようにするという方法もあります。
「デザートはいかがですか?」と質問すると、断られてしまった場合に次の話題を探しにくくなってしまいます。会話もそこで終了です。
「フルーツタルトとマンゴーアイス、どちらかいかがですか?」という風に、デザートはある前提で、二択から選ばせるような提案方法をしてみてください。
これなら相手も返事をしやすく、さらにどちらの選択肢を選んでも「フルーツは何が好きですか?」「暑くなってきたしアイスもいいですね」など、次の会話につなげやすくなります。
相手の認められたい欲を満たす
人は誰かに認められていると感じたときに嬉しいと感じます。相手にとって負担となるお願いをする場合は、そんな心理を利用したお願いの仕方をするのも大切です。
ただ「残業してください」と仕事を渡すだけでは、他の誰でもいいのか、自分が早く帰りたいからなのではないかなど、不信感を持たれてしまいます。印象も悪く、断られてしまう可能性もあります。
「あなたの企画書がとても良かったから今回もお願いできますか?」のように、
- どうしてこの要望を伝えているのか?
- 相手のどんなところを認めているのか?
- なぜその人にお願いするのか?
を具体的に交えて話すことで、相手の気分をよくして「イエス」をもらいやすくします。
あなた限定であることを明確にする
相手にとって負担となる、ノーという返事をもらいやすい要望でイエスをもらうためには、その人限定であることを明確にしなければなりません。
自分がこの要望を聞き入れる必要があると強く感じさせることができれば、イエスも自然ともらいやすくなります。
ただ「会議室に来てください」と押しつけるのではなく、「現状を打破するためにはあなたの意見がどうしても必要なので会議に参加してください」と伝えれば、要望もより一層聞き入れてもらいやすくなります。
チームワーク化して要望を伝える
その要望を聞き入れることで相手一人だけが負担を被るような言い方はノーをもらいやすいです。
自分や他の人と一緒に協力してほしい、という伝え方をすることで、相手は協力しよう、力を合わせてがんばろうと思ってくれます。
飲み会の幹事をただ押しつけるのではなく、「一緒に幹事をしよう」とチームとしてお願いすることでイエスをもらいやすくなるでしょう。
具体的な提案をしつつ、他の人は何をしてもらっているかを伝えたり、その人の得意なことを踏まえた上で伝えるのも有効な手段です。
嫌いなことを回避させる
要望を受け入れないと相手にとってどんな嫌なことがあるか、そしてその嫌なことを回避するにはどうすればいいかを提案するという方法もあります。
ただ「芝生に入らないでください」と注意するよりも、「芝生に入ると農薬の匂いがつきます」と伝える方が、相手が芝生に入ることのデメリットを考えてそれを回避するように行動してくれます。
伝え方を間違えると脅迫のように取られてしまう可能性もありますので、あくまで丁寧な考え方を心がけるようにしてください。
感謝の気持ちを伝える
ただ要望を伝えるだけでなく、それについて感謝していることも一緒に伝えましょう。
電車のモックアップには「いつもマスクを付けてくれてありがとう」、お手洗いには「いつも綺麗に使ってくれてありがとう」など、感謝を伝えることで「守らなきゃ」と意識が働きます。
しかし、要望ばかりを伝えていると「やってもらって当然と思われているのではないか」と感じられてしまいます。まずは些細なことでも感謝の気持ちを伝えるようにしてください。
「また次もお願いします」とだけ言うのではなく、「また次もお願いします。今回もありがとうございました」と付け加えるだけで、相手からの印象は大きくかわります。
要望を伝えるときは感謝の気持ちを持ち、それを相手にわかるよう伝えることも忘れないようにしましょう。
伝え方のテクニックで不可能を突破しよう

上手な伝え方の7つのテクニックを紹介しました。お願いをしていつもイエスをもらっている人は、上記のような共通の伝え方をしている可能性が高いです。
無意識にできている人もいれば、きちんと伝わるポイントを熟知した上で伝え方を考えている人もいます。
なかなかイエスがもらえずに悩んでいる方は、自身の伝え方も意識してみてください。これまで不可能だった「ノー」もコトバのチカラで突破できるはず!
それでも、
- 自分一人ではなかなか改善点が見つけられない
- どうしてイエスがもらえないかわからない
- 円滑にコミュニケーションを取る方法がわからない
という人は話し方教室に通ってみるのもおすすめです。
プロの視点から、あなたの伝え方の問題点や改善点をサポートしてくれます。無料体験レッスンを実施している教室も多いので、まずは無料で試してみてもいいですね!

あなたのコトバが変われば人生が変わる

あなたも話し方の技術によって、お願いごとを「イエス」に変えられることが分かりましたね。ぜひ3つのステップと7つのテクニックを活用して、良好な人間関係を築いていきましょう。
お願いを受け入れたくなる人が使っているコトバには共通点があります。いいコトバは、ただ奇跡的に生まれるのではなく、「理由」と「その再現のしかた」があります。
伝え方にも技術があると知ったあなたは、もうコトバの技術で人生を切り開いていけるはず。あとは、動き出すだけです。
今回紹介した上手く伝える話し方は、べストセラー本「伝え方が9割」から重要なポイントだけを紹介しています。ぜひ本著を手に取ってチェックしてみてくださいね!