
残業が多いのは多くのタスクを振ってくる会社のせいだよね?

タスクが多すぎること以外にも、今より仕事効率できたら早く帰れるかもしれないね。
本記事では、小説からドラマ化された大人気ドラマ「わたし、定時に帰ります。」の主人公より、明日から実践できる残業せずに定時で帰るための仕事効率術を学べます。
小説「わたし、定時に帰ります。」の主人公から学ぶ仕事効率アップ術
あなたは何のために働いていますか?
昨今は仕事が好きだから残業してもパワフルに働く人、定時で帰ってプライベートな時間を確保したい人 、子育てしながら働く人など様々な働き方を選択する人がいて、それを受け入れていく風潮になっています。
女優の吉高由里子さん主演のドラマ「わたし、定時で帰ります。」には、時代の流れを象徴するように様々な考え方を持つ社員が登場します。
きっとあなたの職場や学校にも、似たような人たちがいるのではないでしょうか。
自分と異なる考え方を持つ人がいる時、私たちはどう接すればよいのでしょうか。
今回は主人公が定時で帰るために行っている、仕事術を紹介します。
小説「わたし、定時で帰ります」のあらすじ

Webサイト制作会社で働く「残業ゼロ! 定時で帰る!」 がモットーの結衣(主人公)がブラック上司や同じ社員と奮闘しながら、度重なるピンチを乗り越えていきます。
現代社会が抱える、自分とは異なる仕事観や恋愛・結婚観、人間関係、ブラック企業やパワハラなど様々な社会問題を考え直し「人は何のために働くのか?」伝えていきます。
この作品は朱野帰子先生の小説であり、翌年に続編「わたし、定時で帰ります ハイパー」が出版されています。
また、2019年4月に日本ドラマ化され、働き方について幅広い年代で波紋を呼んでいます。
定時で帰るメリット

主人公の結衣は、定時で退社して18時10分までビールが半額の中華料理店で好きなビールを飲むことでストレスを発散していました。
僕は先月の残業時間は計5時間です。
およそ月の半分は定時で帰ることで3つのメリットを見つけました。
- 気分転換に寄り道してリフレッシュ
- 平日も好きなことができる
- 健康な体になる
気分転換に寄り道してリフレッシュ
18時で退社すると寄り道する体力や心の余裕があります。
残業して退社すると寄り道する体力は残っていないので、寄り道せずにいつも同じ道を歩いて帰ります。ご飯を食べて、体を洗って、寝るだけのが日課になります。
それが悪いとは言いませんが、体は休めることができても精神的な面は回復できないのです。
僕は18時台で退社すると、本屋に寄って参考書や小説を読んで気分転換します。
また、1駅分を電車使わず歩いて帰るようになりました。1駅分を歩くと40分くらいかかるのですが、1か月続けた結果、30分で歩けるようになっていました。
そして、1か月で4キロ痩せていました。週1でジムに通うより効果ありますね(笑)
平日も好きなことができる
サラリーマンの平日は定時で帰った場合、自由に使える時間はおよそ3時間です。
皆さんはこの3時間をどう活用していますか?
残業して会社に残る人もいれば、定時で帰って好きなことをしたい人もいるでしょう。僕は完全に後者です。
先月からブログ運用を始めてから休日だけではなく平日も記事を書いています
なぜなら、1週間に1ページ以上更新するペースを心がけているので、休日だけ記事を書くと休日に予定が入ると記事が書けずブログ更新が止まってしまうから。
毎日やりたいことを見つけると定時で帰りたくなるので、自然と定時で帰るために仕事を効率よく働くようになります。
健康な体になる
仕事のやりすぎで過労死という言葉をよく聞きます。主人公の結衣は、月間の残業が100時間以上及んだことで体調を崩した経験から定時で帰る働き方を目指すようになりました。
しかし、人は忙しすぎると休息をとることを忘れてしまいます。最終話で主人公の結衣は忙しすぎるあまり休憩中も仕事を行った結果、めまいを感じ意識を失ってしまいます。
過去の調査では日々の睡眠時間が6時間を切ると、心筋梗塞などのリスクが上がることが分かっています。
そして、睡眠時間が短くなることで食欲を促すホルモンの分泌が多くなり、食べ過ぎにつながる人もいます。
私生活の乱れが積み重なることで高血圧や糖尿病、肥満症などの生活習慣病という病気を引き起こす要因になりかねません。
疲れを感じたときは必ず休息をとることが大事ですね。
主人公・結衣から学ぶ仕事の効率アップする方法

日本の労働生産性は、主要先進国(G7)の中で最下位とはご存知でしょうか?
定時までに仕事を片付けるには仕事の効率アップが欠かせません。
「わたし、定時で帰ります。」第4話で主人公の結衣が紹介した、仕事の効率アップする方法を紹介します。
- デスクの整理整頓
- TO・DOリストを作成
- 所要時間を設定して、時間内に課題を取り組む
デスクの整理整頓
最初にやることはデスクの整理整頓です。 デスクで必要な書類を探したり、必要なデータを探すことに使っている時間は年間で150時間といわれています。
デスク周りの書類やPCに保存されているデータが整理されていないと探すために無駄に時間を費やしてしまいます。
まず、身の回りの物を片付ける習慣を付けましょう。
TO・DOリストを作成
付箋でもメモ帳でもいいでしょう。1日やることを書いて整理することで頭が整理されます。
その中で優先順位を決めて、今日中にやることを優先的に対応します。今日、必ず行う仕事は終わらせる意識を持って取り組んでいきます。
大事な事は優先順位を決めることが重要です。
所要時間を設定して時間内に課題を取り組む
TO・DOリストで書きだしたことをそれぞれどのくらい時間がかかるのか所要時間を出します。
あらかじめ時間を決めておくと、意識して決めた時間内で終わらせようとします。時間を意識するとしないでは仕事の効率は大きく変わります。
また、作業する際、視界に見える場所に時計を置くことをおすすめします。
僕はパソコンの横に腕時計を置いて、定時で帰ることを意識することで、以前より残業時間が減りました。
業種や置かれた仕事状況によって、残業しなければならない場合はあると思いますが、まず早く帰るための工夫をできるところから行うといいですね!
人は何のために働くのか?

「人は何のために働くのか?」について問い続けてきましたが、最終話でも明確な結論は出ないままでした。
つまり、働く意味は人それぞれで答えを出す必要がないということ。それぞれ違う働き方をする人物が登場して、最後まで誰一人と働き方を否定しませんでした。
環境によって働く目的は異なり、環境が変わると変わっていくものです。大切なのはお互いの働き方や価値観を尊重し合いながら働くことです。
最終話で主人公の結衣は、社員から「何のために働くのか?」を聞かれるとこのように答えました。
「わからない。わからないけど、良く飲んで良く食べて、ぐっすり寝てみんなとこれからも働きたいので、これからも宜しく御願いします」
引用:わたし、定時で帰ります。第10話の東山結衣より
本作のドラマは働くことについて、考えさせられる作品でした。
人は「会社のために自分があるんじゃない。自分のために会社がある」ように、環境によって残業も止むを得ないときもあります。
それでも疲れたときは休んで、自分を第一に考えて、充実した働き方改革を目指していきましょう!

あなただけの仕事スタイルで、今日も頑張っていこっ!!